【看護師】腎臓内科で働きたい!転職成功のためのQ&A

腎臓内科勤務を考えています。腎臓という器官の特徴、科の特徴を教えてください。

まず、腎臓は血液をろ過し、体内に不要な物質や水分を尿として排出する器官です。

その大きさは握りこぶしほどで、背中側の腰骨の上に二つあります。また、血圧の調整を行ったり、血液を作る指令を出す機能も持っています。

次に、腎臓内科は腎臓のみを専門に取り扱う診療科です。

一つの臓器で科が成り立つほど、腎臓の仕組みは複雑で奥深いです。



腎臓内科は専門色が強いのですね。どんな患者さんが受診されますか?

健康診断で尿蛋白が出たという方、むくみのひどい方など、腎臓の異常が予想される患者さんが検査や治療に訪れます。

また、ネフローゼ、急性腎炎、慢性腎不全など、様々な腎臓系の病気の方が治療に見えます。末期の腎不全の患者さんは生命維持のためにこちらで人工透析をする必要があるので、長い通院となります。



看護師は具体的にどのような業務・処置を行いますか?

投薬から注射、点滴、検査などの一般的な医療業務に加え、人工透析、生活指導や食事指導など、腎臓内科特有の業務があります。



人工透析とは具体的にどのようなことをするのでしょうか?

主に血液透析を行います。

人工透析には血液透析と腹膜透析の2通りの方法があります。

血液透析は、機械へ血液を通すことで濾過、浄化して体内に戻します。
腹膜透析です。腹部に透析液を入れて、体内で血液浄化をします。これには透析液を出し入れするカテーテルを埋め込む手術が必要になります。
どちらも腎不全の末期症状の患者さんに対して行う処置です。

そして、透析をする看護師を透析看護師といいます。



透析看護師の大変なところを教えてください。

透析看護は年間を通じて経験を積み重ね、常に勉強をしていく必要があります。

通常の業務については他の科とそこまで違いがありませんが、透析に限って言えば今までの経験は活きませんので、まったくのゼロからスタートする事になります。
季節の変化、患者さんの水分の状態、食事内容、それらによる血圧の違いなど、様々な事を理解しないと透析看護はできません。
しかし、それを乗り越えて得られる経験は、看護師にとって素晴らしいキャリアになるでしょう。



人工透析で得たキャリアにはどのような強みがあるのでしょうか?

全国どこでも、年齢に関係なく働けるというのが最大の強みです。

ブランクがあったり、再就職にハードルの高い年齢だったとしても、復職は難しくないでしょう。
実際に70歳を超えて働いている透析看護師もおり、どこでも必ず雇用があると言えます。透析経験を買われて大病院へ抜擢される事もあります。



長く活かせるキャリアになるのですね。他にメリットはありますか?

透析看護師には残業がほとんどありませんので、家庭との両立がしやすいというメリットがあります。

透析の業務は緊急患者が入る事がなく、予約通り、予定通りに仕事を行うからです。
普通の看護師は残業や個人負担が大きく、ある程度家庭を犠牲にしなければ成り立たない印象がありますが、透析看護師にはそのような事はありません。



女性にとって家庭との両立しやすさは強みですね。勤務先はどんな病院がありますか?

大学病院、総合病院、診療所やクリニック、透析専門医院があります。

入院設備のある規模の大きい病院、そして透析専門医院では夜勤がある場合があります。



透析専門医院というのはあまり一般的ではないですが、どのような病院ですか?

透析患者さんのトータルケアにあたる透析専門の病院です。

医師、看護師、薬剤師、栄養士など多くの職種がひとつのチームとなってケアにあたります。
このような透析専門医療は末期の腎不全患者さんになくてはならないもので、ここ最近で透析専門病医院は数を増やしています。同時に透析看護師のニーズが非常に高まっているという背景があります。